2018年06月24日

伊達メガネ

先週木曜日に博多に行った時の話だが、
あの日は三時間以上運転したのだった。
田園地帯を通り抜けて行くドライブは
実に快適だった。が到着間際になって
なぜか目に異変が起きてしまったのだ。

道路標識、前の車、企業の看板、草木、
見える物すべてがダブって見えだした。
長時間運転の疲れが目に来たのだろう。
『こりゃいかん』と思い近くにあった
コンビニで車を止めて休むことにした。

『どうも乱視が酷くなっているようだ。
そろそろメガネをかけないとヤバイな』
古いメガネと久々の対面があったのは
そういうことを考えていた日のことだ。
メガネを見つけた時ラッキーと思った。

だが古いメガネはやはり古いメガネだ。
まだ軽い症状の時に作ったものだから
今の症状で見るとただの伊達メガネだ。
色々考えてみたが今のままだと危ない
ということでメガネを買うことにした。
posted by 新谷旗一 at 01:19 | 詩風録 | 編集

2018年06月23日

燃費

先週の木曜日は仕事で博多に行った。
同じく金曜日は買物で宗像に行った。
両日とも高速道路など利用しないで
一般道路をのんびりと走って行った。
走行距離は200q近くいっていた。
その他通勤などの距離を合わせると
一週間で400qを優に超えていた。

毎週火曜日にガソリンを入れている。
燃費10なので今週は40リットル
と思っていたら30もいかなかった。
車は主に通勤用に使っていて、週の
走行距離は多くても250q前後だ。
ところが通常と今週のガソリン代は
若干多かったがほとんど変わりない。

確かに遠出すれば燃費がよくなるが
ここまで違うとは思っていなかった。
おそらく普段は赤信号とか工事とか
事故とか、そういった無駄な渋滞に
ガソリンを奪われているのだろうな。
posted by 新谷旗一 at 02:11 | 詩風録 | 編集

2018年06月22日

古いメガネ

前の休みに机の中を整理していたら
チタンフレームのメガネが出てきた。
平成に入ったばかりの頃だったかな、
メガネなど全く縁のなかったぼくが
生まれて初めて作ったメガネである。

読書の虫になった十代後半の頃から
薄暗い部屋で本を読んでいたせいで
乱視を伴った軽い近視になっていた。
日常の生活に支障はなかったのだが
免許更新時に失敗したら困るからと、
とりあえず一本作っておいたものだ。

購入当初はせっかく作ったメガネだ、
更新まで寝かせるのももったいない。
とメガネのある生活を試したのだが、
初っぱなからレンズに酔ってしまう。
慣れるまでの辛抱ですと言われたが
メガネのない生活の方が楽だと思い
日常生活にメガネを用いるのはやめ
予定通り更新時だけ使うことにした。

ところがその免許の更新時、係員が
「裸眼でやってみて」と言ったので
裸眼で測ったみたら「はいOKです」
「メガネは」「しなくていいですよ」
この一言でせっかく買ったメガネを
使用する目的がなくなってしまった。

ということで人生初めてのメガネは
机の奥の奥に追いやられて、この度、
久々の対面ということになったのだ。
posted by 新谷旗一 at 16:38 | 詩風録 | 編集

2018年06月21日

寝不足

ぼくの心が勝手に体験を作り出し、
ありもしない青春を楽しんでいる。
行ったことのない海辺のドライブ。
繋いだことのない彼女の手の感触。
ほのかに香るシャンプーのにおい。
心は全てを鮮明に描き出している。
posted by 新谷旗一 at 18:05 | がらけろく | 編集

2018年06月20日

吉兆

数日前の朝、小鳥から頭に
糞を振掛けられてしまった。
糞害は左のまゆ毛まで達し
瞼に若干の温もりが走った。
朝からついてない日だ、と
今日の蠍座をうらんだのだ。

そのことを同僚に言ったら
ラッキーじゃないかと言う。
空から糞が降ってくるなど
めったにあることではない。
めったにないということは
実はめでたいことなんだよ。
しかもウンがついたんだろ。

ということで調べてみたら
小鳥の糞が降ってくるのは
神様がくれたプレゼントで
もちろん吉兆だということ。
その日良いことはなかった
が良い夢を見れたのだった。
posted by 新谷旗一 at 15:51 | がらけろく | 編集

時差失調

一秒後の私の幸せに、十秒前の心は喜んでいる。
二秒後の心の喜びに、九秒前の私は笑っている。
三秒後の私の笑いに、八秒前の心は迷っている。
四秒後の心の迷いに、七秒前の私は困っている。
五秒後の私の困惑に、六秒前の心は焦っている。
六秒後の心の焦りに、五秒前の私は憤っている。
七秒後の私の憤りに、四秒前の心は嘆いている。
八秒後の心の嘆きに、三秒前の私は怒っている。
九秒後の私の怒りに、二秒前の心は悔いている。
十秒後の心の悔いに、一秒前の私は泣いている。
posted by 新谷旗一 at 09:47 | 詩風録 | 編集

2018年06月19日

夢町グルメマップ

お昼の定食は映え鳥町二丁目の『ゴキ』
焼き肉は戸影町にある『焼き肉の丹椿』
すしはやっぱり藪加商店街の『耳寿司』
弁当は荷負坂トンネル手前の『お弁処』
ラーメンは道祖神前の『本場の陳さん』
カレーは佐灘武歯科前『プリプリーゲ』
パスタは根墨通り沿いの『ポ・コンチ』
スイーツは陀尼駅前の『和菓子の亀蒸』
居酒屋は庄弁横丁の『さけ処右足の爪』
posted by 新谷旗一 at 15:59 | がらけろく | 編集

ニックネーム

姓を普通の漢字読みにされ
先生も時々そう呼んでいた
伊達君もちろん『イタチ』

少し成長が早かっただけで
その名を生涯背負うことに
弘和君その名は『ちんげ』

小柄でいつも坊主頭だった
お寺の息子。当然この名だ
『チンネンさん』、正覚君

ちょっと似ているといって
付けられたあだ名が先代の
『円楽さん』だった義男君

学級委員の常連だったため
将来政治家と決めつけられ
『献金』と呼ばれた敏夫君

何となく顔が似ていたのと
姓が同じ小野だったために
『レノン』と呼ばれた良子

上半身がでかく動きが鈍く
いつも口が開いていたので
『コッテ牛』だった三郎君

満十八歳の誕生日の前日に
パチンコやって補導された
今は『パーちん』の康太君

そういう事実はなかったが
彼の苗字が野浦だったため
『ノーパン』だった和之君
posted by 新谷旗一 at 05:19 | 詩風録 | 編集

2018年06月18日

二羽のツバメ

スーパーの入口を照らしている照明の上に、
二羽のツバメが向かい合せにとまっている。
ピチャクチャ、ピチャクチャ、チチチチチ。
二羽のツバメはおたがいに間を置きながら、
会話をしているようにさえずり合っている。
二羽のツバメはおそらく夫婦なんだろうな。
子育ての事でも話し合っているのだろうか。
posted by 新谷旗一 at 15:08 | がらけろく | 編集

器の小さな心

人間の住む場所から少し離れた森の中に
たくさんの小妖怪どもが棲みついている。
小妖怪は人間の吐く言葉を糧としていて
そのせいで人々は本音が語れないでいる。

ある人の本音を耳にしたとたんヤツらは
即座に本音の主を悪人に仕立ててしまう。
ありもしない情報をでっち上げてみたり、
チクチク気に障ることばかりやってくる。

小妖怪にいいように操られた人間の心は
本音を見せずに謝罪に走ってしまうのだ。
それがヤツらの妖術だとわかっていても
器の小さな人間の心は押さえがきかない。
posted by 新谷旗一 at 08:59 | 詩風録 | 編集

2018年06月17日

考察

人間に見つかり追われ、逃げまくった挙げ句
ゴキブリホイホイの中に入り込んだヤツらの
「えっ?」という思いが「動かん」に変わり、
動かん、動かん、動かん、動かんが重なって
とうとう「もう動けん」になってしまった時、
ヤツらは「もうダメだ」と諦めてしまうのか?
「まだなんとかなる」と希望を捨てないのか?
「助けてください」と神様にお祈りするのか?
posted by 新谷旗一 at 11:47 | がらけろく | 編集

弾ける

いい歳になったことだし、もうそろそろ
弾けていいんじゃないかと思っています。
何も怖れなかった中一頃の心を呼び戻し、
もう四十年以上も手枷足枷になっている
自分の描いてきた自己満足な大人を捨て、
思いきって弾けて行くことにいたします。

思い出のループもいい加減に断ち切ろう。
これが一番人生を邪魔しているのだから。
posted by 新谷旗一 at 03:40 | がらけろく | 編集

2018年06月16日

語尾を考える

あの日の会話の語尾に「だけど好きだ」
という言葉を付け加えていたとしたら、
少しは人生変わっていたかもしれない。

その時の思いの語尾に「だから幸せだ」
という思いを付け加えていたとしたら、
大きな幸せを味わえたのかもしれない。

その幸せの語尾に「それは真実なんだ」
という信念を付け加えていたとしたら、
ずっと幸せでいられたのかもしれない。

今を嫌悪する心の語尾に「でも大丈夫」
という呪文を付け加えていくとしたら、
嫌悪の過去も変っていくかもしれない。
posted by 新谷旗一 at 00:04 | 詩風録 | 編集

2018年06月15日

忍術千一夜

1,
忍者というと姿を消してみたり、
新幹線よりも速く走ってみたり、
屋根に軽々と跳上がってみたり、
天井に長時間貼り付いてみたり、
石に化けたり、壁と同化したり、
いろんな不可能をやってくれる。
もしオリンピックに出場したら、
間違いなく金メダリストだろう。

2,
実際忍者と呼ばれていた人達は、
どこまで忍者だったのだろうか。
流石に姿を消すのは無理だろう。
あらかじめ「私が九字を切ると、
あなたは私の姿が見えなくなる」
と相手に催眠術をかけていれば、
不可能というわけではないが─。

3,
足が速かったと言われているが、
人間の持つ基本的な能力として、
新幹線より速く走るのは無理だ。
仮に人間にその能力があったら、
百メートル九秒台はかなり遅い。

4,
幼いころから成長する麻の上を
毎日毎日跳び越える訓練をして
超人的な跳躍力を得たというが、
映画などのように道具も使わず、
更には助走もつけずにヒョイと
屋根上に跳び乗るなど不可能だ。
恐らく現在の人型ロボットでも
ヒョイは無理じゃないだろうか。
posted by 新谷旗一 at 04:30 | 詩風録 | 編集

2018年06月14日

あこがれ

君が立っている場所から日が射してくるんだ
日が射してくる場所から風が吹いてくるんだ
風が吹いてくる場所から鳥が飛んでくるんだ
鳥が飛んでくる場所から星が流れてくるんだ
星が流れてくる場所から夢が溢れてくるんだ
夢が溢れてくる場所から力が湧いてくるんだ
だからぼくは君立つ場所を見つめているんだ
posted by 新谷旗一 at 06:16 | 詩風録 | 編集






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