2022年05月26日

一族の自慢

「先祖に小学校の校長先生がいた」というのが、うちの一族の自慢で、小さい頃からよく聞かされていた。
 高校の頃に馬鹿やっていた友だちが校長をやっていたくらいだから、現在の校長先生というのは、そこまで価値を持たないのかも知れない。が、先祖の活躍した時代は明治だ。しかもその小学校の初代校長であったと言うから、その価値は計り知れないものがある。

 ところが社会に出てから、その手の話を至る所で聞くことになった。実際同じ職場で働く人の中にも二人ほどいた。で、その人たちとぼくは親戚なのかというとそうではなく、まったく血のつながりのない他人なのだ。
 そういうことがあって以来、校長先生話は、ぼくの中では眉唾物だという結論に達していた。

 しかしそれが事実だということを近年知ることになる。実はその小学校というのが嫁さんの通った学校で、校長室に飾ってあった歴代校長の写真の一番左側、つまり初代の校長先生は、確かにうちの一族の姓で、その人の出身地もうちの一族の住む町だったという話だ。
 ということで、ぼくの先祖の校長先生は、再び一族の自慢となったわけだ。
posted by 新谷雅老 at 17:00 | 日記 | 編集


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