2002年11月06日

哀しき社員旅行

毎年この時期になると、店を休みにして、社員旅行などの催し物がある。
まあ、社員旅行と言っても、日帰りの小旅行に過ぎないのだが。
今日はその日だった。
1ヶ月ほど前に、「バスハイクがいいか、食事会がいいか」というアンケートをとった。
その結果、食事会と決まった。

行き先は、宗像にある玄界灘に面した国民宿舎だった。
この国民宿舎のすぐ前は海水浴場なのだが、季節に関係なく魚を食べに来る人でいつも賑わっている。
ぼくも友人と、何度か食べに来たことがある。
「清酒白鶴まる」のCMの舞台になった漁港のすぐ近くにあるので、魚はいつも新鮮だ。
そんな新鮮な刺身の定食が、1000円程度で食べられるのも魅力の一つになっている。

今日は午前9時に会社集合になっていた。
そこから国民宿舎の送迎バスで、途中みかん狩りをし、宗像大社と鎮国寺に参拝してから、宴会場に向かう、というスケジュールになっていた。
国民宿舎着は12時の予定だった。
最初はぼくもこのバスに乗るつもりでいた。
しかし、バスに人員制限があるのと、早起きしてみかん狩りに行くよりは、ゆっくり寝ていたいという自分勝手な理由から、直接車で行くことにした。
ぼくの家は会社と国民宿舎のほぼ中間に位置しているため、国民宿舎の逆方向にある会社に行く手間を考えたら、直接行くほうが楽である。
また、団体行動をしなくてすむので、好きな時に帰ることができる。

さて、12時半に宴会が始まったが、最初から白けた。
そう、車で来ているので、酒が飲めないのだ。
道路交通法改正前なら少しは飲んでいたかもしれないが、今日は乾杯で飲んだコップ1杯のビールだけだった。
後は、ウーロン茶や緑茶ばかり飲んでいた。
酒なしで魚を食べるということは、ぼくの過去の経験ではなかった。
お茶で食べる魚のまずいこと、脂が乗った魚の脂をお茶が分解してしまう。
そうこうしているうちに、お決まりのカラオケが始まってしまった。
すぐさまぼくは部屋を出、ロビーのテレビで北朝鮮関連の報道番組を見ることにした。

最近、以前にも増して北朝鮮は異常な国だと思うようになった。
いや、あそこは国じゃない。
以前、北朝鮮のことを「カルト国家」と言った人がいたが、それは正しい。
しかし、あそこは国ではない。
2000万人の信者を抱える新興宗教の団体と言ったほうがいいだろう。
近所に新興宗教の教会があったら、そこに住む人が迷惑するように、あの国があるおかげで、東アジアの国々はみな迷惑している。
たちの悪いご近所さんを持ったものである。
昨日のニュースで、「日本が交渉に応じないなら、ミサイル実験の延期を再考する」と言っていたが、彼らにとってのミサイル実験というのは、近所に住んでいるたちの悪い人が、気に入らない人の家の玄関に、小便やうんこをばらまくのと同じ感覚である。
「そういう嫌がらをされたくなかったら、金を出せ」と恫喝してくる。
拉致・核・麻薬・偽札、彼らは金のためには手段を選ばない。
まるでオウムの世界である。
尊師は目が悪かったが、将軍様も目が悪いのだろう。
世界や世の中がまったく見えてない。
あの一連の将軍様を称える歌を聞いた時、ぼくは「ショーコー、ショーコー、ショコショコショーコー」という歌を思い出した。
まだあったなあ、「ショ、ショ、ショ、ショ、ショ、ショ、ショ、ショーコー」、・・・馬鹿らしい。
案外、あの国が崩壊した時に、将軍様は薄暗い隠し部屋で金を抱えて寝ているのかもしれない。

そんなことを考えながらテレビを見ていると、いつの間にか、お開きの時間になっていた。
結局、酒は飲めず、お茶の作用でまずくなった魚を食べ、北朝鮮を見、あげくの果てにオウムを思い出してしまった、年に一度の社員旅行は終わった。
帰りの車の中、まだ頭の中では「ショ、ショ、ショ、ショ、ショ、ショ、ショ、ショーコー」が鳴っていた。
posted by 新谷勝老 at 16:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | 編集
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