20年以上前、阪神淡路大震災の頃だったか、母親が車にはねられたことがある。母は頭の強打や大腿骨の骨折などで、およそ3ヶ月の入院していた。
 退院後、無事退院出来たことへのお礼に、母を連れて宗像大社に行った。ちょうど本殿の門をくぐった時だった。なぜか肩がスッと軽くなったのだ。母にそのことを言うと、母も同じように肩が軽くなったらしい。
 後日ある人に、「・・というようなことがあった」と言うと、その人曰く、
「宗像大社の本殿の前の門には門番がいて、そこに訪れる人の邪気を祓ってくれる」ということだった。
 ということは、母の事故の時は、家族に取り憑いた邪気が原因だったということになる。

 さて、先月末、ぼくが無事退院出来たことのお礼に、嫁さんと二人で宗像大社に行った。しかしその時は、ぼくの肩はスッとしなかった。
『邪気に取り憑かれたわけじゃなかったのか』と思っていると、嫁さんが、
「門をくぐる時、肩がスッとしたんよね」と言った。
『えっ・・!?』
 もしかしたら、今回の病気は嫁さんの邪気のせいなのかもしれない。しかし、肩がスッとしたのなら、邪気は祓われたということになる。
 もう大丈夫だ。