2022年06月25日

鬼太郎の思い出

 ぼくが鬼太郎を知ったのは小学4年生の頃、そうテレビマンガ『ゲゲゲの鬼太郎』が始まった時だ。
 当時のぼくは少年サンデーばかり読んでいて、少年マガジンにどんなマンガが載っているのかをまったく知らなかった。それゆえに鬼太郎は、テレビで見たのが初めてということになる。
 ぼくの周りも圧倒的にサンデーファンが多かったので、鬼太郎に関しては、巨人の星などと同じくテレビから入っていった人間がほとんどだった。

 とはいえ、ぼくは鬼太郎のことを、まったく知らないわけではなかった。大正生まれの伯父が、「戦前、紙芝居で『ハカバキタロー』というのがあったけど、あれは面白かったぞ」と言っているのを聞き、キタローなるものに興味をそそられ、それが潜在意識にインプットされていたのだ。
 そのせいか、テレビで『ゲゲゲの鬼太郎』が始まった時は敏感に反応し、「戦前から現在(昭和43年)までキタローを描き続けている作者は、いったい何歳なんだろう?」などという疑問を抱きながら、初回を見たのだった。
(※戦前のキタローと戦後の鬼太郎が別物であるのを知ったのはそれからずっと後で、水木先生のエッセイにその旨のことが書いてあった。)

 さて、その後コミックで鬼太郎を見ることになるのだが、その時読んだ鬼太郎はテレビで見るのと違って大人のマンガだった。少年マガジン連載分のでさえそう思ったのだから、中学生の頃に読んだ『鬼太郎のベトナム戦記』はなおさらだった。政治や戦争や思想、さらには娘の初潮シーンまで描かれていて、えらく刺激が強かったのを憶えている。

 現在、鬼太郎もののコミックはけっこう持っているし、母が捨ててさえいなければ、実家に少年マガジン版もあるだろうし、例の『鬼太郎のベトナム戦記』もあるはずだ。現在持ってないものもあるが、いちおうはすべて読んでいる。読んでないのは、子供向けに描かれた『ゲゲゲの鬼太郎』くらいか。
 しかし、70年代以降のアニメ『鬼太郎』に関しては、ほとんど見てない。すでに大人になっていたわけだ。
posted by 新谷勝老 at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 編集


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