2022年05月21日

駅前通り

 駅から放射状に伸びる道が街を作っている。かつてこの沿道には多くの店が建ち並び、ここは県内でも有数の繁華街だった。

 ところが今世紀に入ってから、店はどんどん閉鎖していき、その跡は無意味な駐車場になっている。

 毎日がお祭り騒ぎだった市場の通りも、今はいつ行っても閑散としている。何とか往年の賑わいを残しているのは、裏通りにある飲み屋街だけだ。

 かつての街の賑わいを若い人に話しても、誰も信用してはくれない。彼らが認識しているこの街は、ドンキも含めて、すでに夜の街なのだ。

 だけど解せない。別にこの地区の人口は大きく変わってはいない。なのにこの有様なのだ。
 あのお祭り騒ぎの人たちは、いったいどこに消えたんだろう。
posted by 新谷雅老 at 17:45 | 日記 | 編集

地元のニオイ

 社会に出てから四十年以上経つ。ずっと流通業に携わってきたわけだが、現在働いているところは、家から歩いて行けるくらいに近い場所にある。ここまで近いのは初めてだ。一時間以上もバスや電車に揺られ、最後は走って職場まで通っていたのがうそのようだ。

 さて、地元だからということでもないのだろうが、見知らぬお客さんから
「あんた、この辺の人やろ?」
 と聞かれることがよくある。
「よくわかりますね」
 と言うと
「そういうニオイがプンプンするんよね」
 とその方は言う。

 さて、そういうニオイとは、いったいどういうニオイなんだろうか。
 地元出身の高倉健さんを見て、
『この地域特有の雰囲気がある』
 と思ったことがあるが、それと同じことなのだろうか。
 ぼくは健さんのような渋い男ではない。いつも人からボーッとしているように見られる、損なタイプの男だ。

 さて、そこで疑問に思うことがある。その見知らぬお客さんには健さんのような渋いタイプの男も、ぼくのようなボーッとタイプの男も、いっしょのニオイがするのだろうか。今度聞かれたらぜひ尋ねてみたい。
posted by 新谷雅老 at 06:42 | 日記 | 編集


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