2022年05月18日

以心伝心

 昔はよく車で遠出をしていた。日帰り宮崎だとか、日帰り鹿児島だとか、北九州からだと日帰りがきつそうな場所にも、けっこう足を伸ばしていた。
 中でも好きだったのが阿蘇へのドライブで、雄大な風景を目にすると、心が洗われる思いがしたものだ。
 黒川だとか湯布院だとか、帰りに立ち寄る温泉も格別によかった。

 さて、そういうドライブをする際、曲がりくねった細い山道なんかを走ったりすることがよくあるのだが、そこで一番困るのが後続車の運転マナーだ。
 こちらとしては初めての道だから、慎重に運転している。ところが後ろに地元の車だとか、道慣れたトラックなんかがつくと、その慎重さを許してくれない。

 相手は慣れているからがんがん飛ばしている。極力よけてやってはいるのだが、何せ曲がりくねった細い道のこと、そのタイミングが実に難しい。
 その間ずっとベタ付けされているのだ。もし動物なんかが飛び出してきて、急ブレーキをかけたら確実に追突される。
 そのくらいに引っ付いているのだ。もうこうなると煽りというより暴力だ。

 そう思うと頭に来たが、事故には到ったことはない。せっかくドライブを楽しんでいるのに、その最中に事故なんかに遭うと、
いい思い出が吹っ飛んで、嫌な思い出が残ってしまうからだ。
 この大馬鹿どもが追い越せる場所まで、とにかく我慢していた。

 おそらくこのベタ付け野郎は、その間
「このへたくそが!」
 などと思っていたかもしれない。ぼくもその間、相手のことを
「車間も取れないへたくそが!」
 と思いながら運転していたのだから。
posted by 新谷雅老 at 17:52 | 日記 | 編集

遠距離恋愛

 職場に遠距離恋愛をしている女の子がいて、口を開くたびに、
「遠距離恋愛はすれ違いが多くて大変です」と言っている。
 聞くと彼氏はアメリカにいるらしく、時差がそのすれ違いを作っているということだ。
 そのことについて、時々ぼくも相談に乗ってやることがあるのだが、遠距離恋愛なんてしたことがないのでわからない部分が多い。しかも複雑な女心の相談なので無理がある。

 それはさておき、実際のところ遠距離恋愛というものは、どういうものなのだろうか。例えば『よろしく哀愁』のように、あえない時間で愛は育っていくものなのだろうか?それとも『木綿のハンカチーフ』のように、徐々に心が離れていくものなのだろうか?

 仮に『よろしく哀愁』のように愛が育ったとしても、相手に何年も待たされたりすると、愛が育ちすぎて破局ということになりかねない。しかも、これだと時間まで絡んでいるから、涙ふくハンカチ程度では、気持ちの整理がつかないだろう。

 それならいっそ『木綿のハンカチーフ』のように、遠距離になって半年くらいから徐々に気持ちが離れていってくれたほうが、ハンカチ一枚ですむわけだからいいのではないか。
 よし、今度彼女から相談を受けた時、『木綿のハンカチーフ』でも歌ってやるか。
posted by 新谷雅老 at 05:59 | 日記 | 編集


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