吹く風ねっと

一生は未来の記憶を散りばめた一本の道。人生は未来の記憶をひろいながら歩く旅。

2017年02月

気づいてみると世の中は
遺伝子どおりのサル社会
とやかく言っても現実は
サル知恵同士の騙し合い

うまれた時から何らかの
ボスになろうとサル芝居
友だちごっこで油断させ
奪い合いするサルカニ戦

勝者は敗者にぞんざいで
自由をうばうサルグツワ
敗者に居場所を与えずに
見せしめのためサル回し

敗者は屈辱晴らすんだと
涙をこらえてサル芸演ず
気づいてみると世の中は
遺伝子どおりのサル社会

夕日を浴びて立っていると
だんだんだんだん夜になる
 何も考えずに立っていると
 自然に老けていくのだろう

夕日を背負い歩いて行くと
どんどん夜は深まるはずだ
 若返ろうとして張り切ると
 却って老いるということか

夕日に向って歩いて行くと
少しは夜が遅くなるはずだ
 老いを素直に受け入れると
 少しは老いも遅くなるのか

夕日に向って飛んで行くと
どんどん昼にもどるはずだ
 老いを自慢していくことで
 若さがもどるということか

地球とは真逆の位置にある
ぼくたちが住むこの星には
生れた頃に頭が白い白族と
髪を持たずに生れる光族が
適度に嫉妬しあいながらも
争うことなく暮らしている。

中年を過ぎると白系民族は
黒髪が混じるようになって
「ここにも黒髪が生えてる。
黒髪は老けて見られるんだ。
そろそろ白く染めなきゃな」
と鏡を見て嘆くようになる。

一方の光系民族は中年以降
何もなかった頭に毛が生え
「最近頭が濃くなってきた。
髪が生えたらモテなくなる。
若い頃の光る頭に戻りたい」
と生えてきた髪を嘆くのだ。

朝から晩まで息切れもせず
ズッコンズッコン風が吹く

これでもか、これでもかと
ズッコンズッコン風が吹く

あたりの空き缶巻き込んで
ズッコンズッコン大騒ぎだ

ゆっくりと雲が飛んでいき
ズッコンズッコン風が吹く

今日は朝から鴉も鳴かない
ズッコンズッコン風が吹く

今日は夜中に犬も吠えない
ズッコンズッコン風が吹く

1,『今日の太宰府』について
2月21日、仕事のついでに太宰府に立ち寄ったのだが、人の多いこと多いこと。
初詣でほどではなかったが、かなりの人の数だった。
更に驚いたのが、その参拝客の多くが中国人観光客だったことだ。
もちろん日本人の方が多かったのだろうが、彼らの声がやたら大きいので、その辺りにいる人全員が中国人かと思えたものだった。

それはともかく、「菅原道真は中国人に参拝されるほど有名な人なのか?」と思って書いたのが、その日の詩風録だった。
彼が中国に対して行ったことといえば、遣唐使の廃止くらいであるが、あれは彼の国の歴史において、当事者の名前が残るほどの大事件だったのだろうか?
もしそうであるのなら、遣唐使というのは先進国に学びに行く後進国の学生ではなく、重要な任務を担う先進国の指導員ということになる。

だけど、そういうことはどこにも書いていない。
やはり彼らは、菅原道真のことなど全く知らないで、観光バスが着いたから降り、多くの人が向かっているからついて行った、ただそれだけなのだろう。


2,遣唐使幻想
我が国は、平城京の昔から技術や文化を提供するために、唐の国に指導員を派遣していた。
二百年以上かけてそれらを吸収し習得した唐政府は、「我が国に遣唐使は必要なくなったから、引き上げてほしい」と平安京政府に要請してきた。
その時に対応したのが、遣唐大使である菅原道真だった。
彼は「うちが引き上げたら、貴国は大変なことになりますぞ」と言って、要請を断った。
しかし唐側はそれを無視し、遣唐使を追い返してしまう。

遣唐使がいなくなりセーブの効かなくなった彼の国は、現在の大気汚染と同じような国難に直面してしまう。
それが元で国が乱れ、三百年近く続いた唐は滅亡してしまった。
遣唐使廃止から十三年後のことだった。
「もしあの時、菅原道真の言うとおりにしていたら」という後悔が、今も中国人の意識の中に残っている。
彼らが太宰府天満宮に参拝しに来るのは、唐代末期と似た現状を、菅公に救ってもらおうという理由からだ。

一々赤に引っかかる日は
きっといい日に違いない
黄色に焦ることもないし
少しは憩う時間もあるし

激しい雨が窓を打つ日は
きっといい日に違いない
窓の汚れを拭ってくれる
穢れた街を洗ってくれる

気温より寒く感じる日は
きっといい日に違いない
風邪の予防するだろうし
下手な外出避けるだろう

嫌いなあいつを見た朝は
きっといい日に違いない
それ以上気分を害さない
それ以上悪いことはない

今日の太宰府は外国語だらけ
外国語だらけが参道を歩いて
店の前でいちいち写真を撮る
外国語だらけが車道も歩いて
車が来ても避けようとしない
道真公は外国語が集まるほど
世界史では有名な人なのかな
日本史では白紙だったけどな

はいOKです。もういいですよ。
もう起上がっても大丈夫ですよ。
ヤツらは逃げて行きましたから。
遠い国へ去って行きましたから。
撮影も無事に終わりましたから。

これであなたはどんな場所でも
どんな場面でもどんな次元でも
周りを気にしなくてよくなった。
後ろを振返る必要もなくなった。
こんな演出もしなくてすむんだ。

だから自由に飛び回って下さい。
どこにでも自分の好きな時代に。
なぜならなぜならなぜならもう
あなたはいない人なのですから。
夢の国に消え去ったのですから。

よくわかったか、お前も
ああなりたくなかったら
余計なことは言わないで
余計な考えは持たないで
我々の言うことに服従し
鏡に描いた指導者として
死ぬまで生きていくのだ。

ここから逃げても無駄だ。
今回の事で世間はお前を
悪者と認知したのだから
捕獲することが善となる。
抹殺することが善となる。
つまりここにいることが
お前にとっての善なのだ。

たとえば爺さんのような
変死を望みたくないなら
たとえばオヤジのような
急死を望みたくないなら
我々の言うことに服従し
鏡に描いた指導者として
死ぬまで生きていくのだ。

もしかしたら、あのあれは
過去の記憶などではなくて
現在の営利ではないのかと。
それを設置することにより
この町にはそれがあります
と暗に知らせているわけで
つまり看板代わりなのです。
だからあれを外すと商売に
ならないわけでありまして
それ故反対しているのです。

朝からつよい風が吹く
生あたたかい風が吹く
時おり激しく雨も降る
くつの中が濡れている
そこに汗が絡んでくる
今夜の足はくさそうだ
今夜の足はくさそうだ

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