吹く風ねっと

一生は未来の記憶を散りばめた一本の道。人生は未来の記憶をひろいながら歩く旅。

2011年08月

最近嫁さんが
いい香りのする洗剤を使っている。
それはそれでいいのだが
時々そのいい香りが
嫌味に変わることがある。
いい香りの成分と人間の汗の成分が
うまくと調和せずに
アンモニアのような臭いになるのだ。
その洗剤の謳い文句だと
いい香りは長時間続くらしい。しかし
それは香りの付いた衣類を着ないで
タンスなどにしまっておけばということだ。
残暑がぶり返し汗まみれの毎日だ。
ただでさえ不快な思いをしている上に
衣服の小便臭攻撃だ。
いい香りはもういいから
疲れが取れるような香りのする
洗剤を開発してほしいものだ。

このジュースには飲み方があって
栓を抜いたらすぐに
目を閉じなくてはなりません。
目を閉じないとどうなるのかというと
見えなくていいものまでが
見えてしまうのです。
それがとても危険なわけです。
だから栓を抜いたらすぐに
目を閉じてください。
そうすればすべてが丸く収まります。
世の中にもきっと
正規の風が吹くことでしょう。
え、味ですか?
まあ飲んでみてくださいよ。

人間馬鹿なくらいが
ちょうどいい
なにも知らなければ
心が楽だ
知ってしまうと
それが気になる
そこから心の苦悩が始まり
いやな流れを作ってしまう
知らなきゃ知らないで
こしたことはない
それでも人間は
何不自由なく生きていける
たとえば国の秘密なんか
知ってしまうと
そりゃもう
死ぬしかないでしょう

叩くとポコポコと鳴るお腹が
最近の私を形作っていますし。
かつては堅く感じた枕が
柔らかく感じるようになりましたし。
そのおかげで寝つきのいい毎日が
最近の体調の良さを物語っていますし。
朝方どんなに強い雨が降っても
近頃の夢見はすこぶるいいですし。
いいことだけに目を向けていると
嫌なことが気にならなくなりますし。
嫁さんがたまに息抜きをしてくれることも
私にとってはいいことですし。
お金に神経を遣わなくなったことで
金回りが良くなったと思うようになりましたし。
そう思うようになったせいか
実際に金回りがよくなりましたし。
あれだけ悩まされた肩こりも
最近はまったくなくなりましたし。
叩くとポコポコと鳴るお腹は
打ち出の小槌だと思うようになりましたし。
ゆえに叩くとポコポコと鳴るお腹が
最近の私を形作っていますし。

もし失敗というものがあるのなら
夢の向こうに彼女を置いたのが
ぼくの唯一の失敗だったのかもしれない
彼女のことよりも何よりも
とにかく自分が信じてきた
夢ばかりを追ってきたのだからだ

もし成功というものがあるのなら
夢のこちらに彼女を置かなかったのが
ぼくの唯一の成功だったのかもしれない
この一途な性格ゆえに
彼女のことばかりに人生を捧げ
夢に目が行かなくなっていただろうからだ

若い頃から温めてきた
思い出がすべて吹き飛ぶくらいの
風が吹く、風が吹く、風が吹く

融通の利かないおっさんたちの
頭の中をえぐるように
風が吹く、風が吹く、風が吹く

やつらはいつも蹴躓いているから
きっと気にもとめないだろうが
ぼくらはそのことに敏感だ

風が吹く、風が吹く、風が吹く
右から左に風が吹く、風が吹く
後ろから前に風が吹く、風が吹く

1,
この季節の気まぐれな雲が
ぼくのいる海抜1メートル程度の
この付近まで降りてきている。
おかげであたりは真っ白になって
稲光に視界を与えてもらっている。

2,
おそらくこの空間の何割かは
水分が占めているにちがいない。
ということは、ぼくたちは
この空間にある残り何割かの
空気を拾って生きているのだろう。

3,
お盆を過ぎてからずっとこの調子で
おかげで気温は下がってしまい
夏なんてすでに終わっているのです。
聞こえてくるのは雨の音ばかりで
今日は蝉すらも鳴きませんです。

遠いバイパスを走っている
おそらく大型だろうトラックの音が
暑くない真夏の夜に響き渡る。
明日は晴れるのかそうでないのか
そんなことをも忘れさせる衝撃が
寒い寒い真夏の夜に響き渡る。

ここでぼくは自分の意識に逆らって
ついつい妻の顔を覗き込んでいる。
きっとこの世の中が頼りないのだろう。
これではいかんと思いながらも
ついつい妻の名前を呼んでいる。
きっとこの人生も情けないのだろう。

遠いバイパスを走っている
おそらく大型だろうトラックの音が
眠たさを吹き飛ばすように響き渡る。
近くを走っている救急車や消防車の
サイレンの音をもかき消しながら
世の中なんてこんなもんさと響き渡る。

ラジオなんかでいい曲を聴くと
すぐにCDを求めたがる癖を直したら
もう少しお金が貯まっていたかもしれない。
これまで何度も何十度も
そういうことをやってきたから
お金は減るしCDは増えるし
そのCDも個人の趣味ものばかりだから
売ることも出来ない。
とはいえ、売る気なんてないんですよ。
だって個人の趣味で買ったものだから
そうやすやすと手放すことは出来ない。
これは本も同じことだ。
おかげでぼくの部屋はCDや本に
占領されそうになっている。
すでに寝る場所なんかないし
CDや本の隙間に出来た小道を歩くのが
精一杯なのだ。精一杯なのだ。
で、ようやく今、パソコンの前に
たどり着いた次第でございます。

変わった雰囲気と
特殊な香りを持った女が
尻を振って踊っている。
人がいても知らん顔して
一人っきりで踊っている。
他に誰もいないかのように
好き勝手な言葉を口に出し
変な笑みを浮かべて踊っている。
人生はもうこれしかないとでも
言っているのか必死になって、
出る汗が蒸発してしまうまで
尻を振って、尻を振って、
踊っている、踊っている。
人生を駆け抜けている。

ここ数日というもの久しぶりに
ゆっくり休みが取れたので
嫌な思いをいい所まで払拭できた。
これで来週からは気合いを入れて
いやいや気合いを入れなくても
いい気分でがんばれると思う。
楽しいこと、嬉しいことが
いくつも重なってやって来ると思う。
その時に優しくなっていると思う。
その時に思いっきり笑っていると思う。
ここ数日というもの本当に
ゆっくり休みが取れたので
ぼくはもう大丈夫なのだと思う。

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